無添加石鹸というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「シンプル成分で、肌に優しい」
「アレルギーの心配がなさそう」
「赤ちゃんに使っても安心」
というイメージを持っている方がほとんどかもしれません。
しかし、これらは半分正解で半分間違っています。
肌に優しいのは事実ですが、「必ずアレルギーが出ない」「必ず肌に優しい」「必ず赤ちゃんに使える」と言えるわけでなない。
「じゃあ、無添加ってなんなの?」
「何が肌に優しいの?」
と、疑問を持つ方のために、今回は無添加石鹸が何かを確認すると共に、
- 無添加石鹸に期待できる効果とは?
- 無添加石鹸の選び方
- おすすめ無添加石鹸
- 無添加石鹸の正しい使い方
などを確認し、イメージでしかなかった「無添加」を味方につけて、無添加石鹸で肌のバリア機能を取り戻しましょう。
目次
無添加石鹸とは?
無添加石鹸は体や肌にいいと思っていても、実際に無添加石鹸とはと聞かれて、きちんと答えられる人はそう多くはないはずです。
ここでは、無添加石鹸の意味をもう一度おさらいしていきましょう。
無添加石鹸とは「旧表示指定成分が入っていない石鹸」のこと
ドラッグストアなどに行くと、石鹸に限らず様々な商品に「無添加」と書かれているのが目に入りますね。
しかし、実際に無添加という定義に関しては、「旧表示指定成分が入っていない」という定義づけになります。
旧表示指定成分とは、「アレルギーの危険性が認められた102種類の成分」のことで、具体的には、
- イソプロピルメチルフェノール (防腐殺菌剤)
- 塩化リゾチーム (酵素類)
- サリチル酸及びその塩類(防腐殺菌剤)
- ステアリルアルコール(基剤、乳化安定剤)
などが挙げられます。
これらに該当する102種類の成分が入っていない場合、表記上は「無添加」と書けるのです。
「特定の成分フリー」な石鹸が増えている
様々な石鹸が無添加を記載していますが、「旧表示指定成分が入っていなければ安全なの?」というと、そうではありません。
それをメーカー側も分かっているのか、最近は、パラベンフリーやアルコールフリーなど、「特定の成分は使用していない」と表記してある石鹸や化粧品が増えました。
これは「無添加」といっても、パラベンやエタノールなどが個人によっては刺激となり、アレルギー反応を起こす場合もあるということを示しています。
メーカー側としてはこう示すことで他と差別化でき、肌に優しい製品だということをアピールできます。
私たち利用者側も、アレルギーを起こす成分が何かということが分かっている場合には非常に有難い表示になりますよね。
自分にとっての無添加石鹸とは何かを考える
今までにも述べてきましたが、無添加石鹸を購入するときは、「無添加石鹸だからどれでもいい」という概念は捨ててください。
同じ「無添加石鹸」でも、表示成分を見てみると驚くほど成分が違うことがあります。
何が違うのかを確認すると共に、「自分にとって何の成分の相性が良くないのか」ということをきちんと見極めることが必要です。
無添加石鹸に期待できる効果とは?
「無添加石鹸」は、旧表示指定成分が入っていないことで、入っているものに比べて肌に優しくできています。
肌に優しいことで、どのような効果を期待できるのか解説していきます。
肌のバリア機能回復をサポートする
旧表示指定成分をみてみると、製品の安定化や保存に必要な成分でありながらも、本来は人間には必要がなく、肌に負担をかけるものが多いことが分かります。
敏感肌や乾燥肌の人にとっては、この添加物が肌を刺激し、バリア機能を回復することが出来なくなる場合があります。
無添加石鹸であればそのような成分が入っていないので、バリア機能の回復に役立つのです。
メイク汚れもきっちり落とせる
敏感肌や乾燥肌の方で、水のみで洗顔している方もいらっしゃるかもしれません。
皮脂汚れや毛穴の汚れは40度ほどで溶けだすので、お湯のみでも落ちますが、メイクを落とす時などはお湯では落ちないですよね。
しっかり落としたい、でも肌に負担はかけたくないというときに無添加石鹸が役立つのです。
無添加なので、敏感肌の方がメイクした時にも使いやすいと言えます。
乾燥しにくい
無添加石鹸には、敏感肌の方のことを考えている商品が多く、保湿成分が一緒に配合されていることが多いです。
保湿成分は流れてしまうのですが、無添加の場合は洗い上がりがマイルドになり、肌が乾燥しにくくなるという効果が期待できます。
無添加石鹸の選び方
「無添加石鹸がいいのは分かったけど、どんなふうに選んだらいいの?」
と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、無添加石鹸の選び方はこうとなかなか決められません。
理由としては、無添加石鹸を使うという方は敏感な方が多いので、人によって感じ方が違い、その差が大きく出ます。
そのため、「このようにして選んだらいい」という統一の基準を提示することはなかなか難しいものがあるのです。
ただ、「それでも試してみたい」と思われる方のために、ここでは一つの基準として、使う方が「とにかく敏感肌であること」を前提に選んでみました。
余計な成分が入っていないか
余計な成分とは、ここでは「敏感な方が使った場合、肌に悪影響を与える可能性がある成分」と定義します。
それはもちろん102種類の「旧表示指定成分」ではなく、各メーカーが独自に記載しているものです。
具体的には、
- 合成ポリマー
- パラベン
- 紫外線吸収剤
- 合成香料
- アルコール
- シリコーン
- 鉱物油
のような成分を指します。
これらの成分は、使用感や製品の状態や効果をより良くするために入れられるもので、健康な肌の人が使っても対して肌に影響はなく、害があるとは言えません。
しかし、敏感肌の人が付けると、肌のバリアが弱っている影響で炎症が起きてしまうことがあります。
肌が敏感な方は、これらの「余計な成分」が入っていない無添加の石鹸を選ぶことをおすすめします。
肌に優しい保湿成分が配合されているか
肌に優しい保湿成分とは、もともと肌にあったセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸といった保湿成分を指します。
ただし、浸透しても角質層までしか浸透せず、本来存在する真皮層には届きません。
しかし、これらは余計なものではなく、肌のバリアを保ちながら洗うことが出来るという点で優れています。
洗うこと自体が肌の負担になるという敏感な方は、こういった保湿成分入りの無添加の石鹸も検討してみるといいでしょう。
続けやすい価格かどうか
無添加石鹸は、数十円のものから何万円するものまであります。
どこがどう違うのかは、製法や抽出方法、流通過程などによるので一概には言えませんが、続けて使用するということを考えると、続けられる価格の無添加の石鹸しか手に取れませんよね。
敏感肌の方は、その敏感な肌を少しでも元気な肌にしていくために、どのくらいの予算を出せるのか、石鹸にはどのくらい予算をかけられるのかをしっかり検討して選ぶようにしましょう。
無添加石鹸おすすめランキング2019 ベスト3
無添加石鹸は、
- 余計な成分が入っていない
- 肌に優しい保湿成分が配合されている
などが重要な選定ポイントですが、この基準で選んでも絞り込めないという方も多いのではないでしょうか。
「皆は、どんな石鹸を使っているの?」
と思われた方のために、おすすめの無添加石鹸をご紹介します。
しみずの無添加ボディソープ
肌が弱い子どもから敏感な大人まで使える優しい無添加ソープ「しみずの無添加ボディソープ」。
- 9つの無添加処方で子どもも安心して使える!
- 子どもの肌は大人よりも刺激に弱いです。そんな子どもでも安心して使えるように、香料・着色料・アルコール・パラベンなど9つの無添加処方で仕上げました。さらにソープは液体状なので無理に擦ることもないので、優しくお使いいただけます。
- ビオチン配合で肌を外的刺激から守る!
- バリア機能であるセラミドを生成する「ビオチン」を配合。肌の角質層へビオチンを行きわたらせることでバリア機能を復活させ、紫外線やアレルギー物質を防ぎます。かゆみや肌荒れなどの抑制に効果が期待できます。
- 天然セラミドが元気な肌に導く!
- 保水効果の高いセラミドをビオチンと一緒に配合。相乗効果で肌を潤わせ、バリア機能も高めます。肌にしっかり水分をもたせることで、肌本来の力を取り戻し、肌トラブルの解決を導いてくれます。
実際に使った方の口コミ
WEB限定でお得に試す方法
「しみずの無添加ボディソープ」は公式サイトで購入することができます。
通常価格は4,480円(税抜)で、約1ヶ月分使用できます。
無添加石鹸としてはそれほど高くはないですが、それ以下でも買える石鹸が増えている中、
「わざわざ買って効果がなかったら…」
と不安になってしまいますよね。
そんな方は、毎月1本お届けの定期コースにすると、34%オフの2,980円(税抜)で購入できます。
2回目以降もずっとこの価格なので、より肌にもお財布にも優しくなりますね。
それだけではまだ勇気が出ないという方のために、60日間の返金保証がついています。
定期コースのみ対象ですが、万が一全て使い切った状態でも返金してもらうことが可能ですので、リスクが少なく始められますね。
肌潤石鹸
お米と発酵の力でお肌を優しく包み込み潤った肌へ導く「肌潤石鹸」。
- 濃密泡で毛穴のガンコな汚れもスッキリ!
- 濃密でキメ細かい泡が肌を優しく包み込み、毛穴の奥にある汚れまでかきだします。古い角質層まで取り除くので、洗いあがりは透明感のある肌に。弾力のある濃密泡だから肌を傷つけることもありません。
- お米と酵素の力でうるおい肌に!
- 「ライスパワーNo.11」に「大豆発酵エキス」「ビフィズス菌発酵エキス」と3つの保湿成分を配合。保水力に優れ、肌の水分を逃がさないので、洗顔の度に肌がもちもちに。洗い立ての乾燥にも負けずに潤います。
- 肌に触れるものだから無添加処方で優しい!
- 香料・着色料無添加はもちろん、鉱物油・石油界面活性剤を使わずに仕上げました。身体の中でも敏感な顔に使うものなので、刺激を極力与えず優しく労わってくれる石鹸です。アレルギーテスト済なので敏感肌の方でも安心して使えますよ。
実際に使った方の口コミ
WEB限定でお得に試す方法
「肌潤石鹸」は公式サイトで購入することができます。
通常価格は3,500円(税抜)です。
すぐに気軽に買える!というお値段ではないものの、あまり高くはない…という印象ですよね。
「もう少し安ければなぁ…」
と思われるかもしれませんが、実はこれ2~3ヶ月分の内容量なんです。
使い方にもよりますが、約3ヶ月使用できると考えると、1ヶ月あたり1,000円ほどのお値段なので、コストをかけずに試すことができますね。
家族で使っても十分な量な上、鉱物油や香料などもフリーですし、送料も無料なので、試してみるといいかもしれませんね。
エトヴォス クリアソープバー
保湿成分を濃縮した透明枠練せっけんで洗いあがりもつっぱらない「エトヴォス クリアソープバー」。
- 保湿成分をギュっと濃縮したから洗いあがりもつっぱらない
- 3種類の「ヒト型セラミド(セラミド2・3・6Ⅱ)」を配合。高い保湿力を持っているので、洗顔後に乾燥することなくしっとりと潤いを保ってくれます。セラミドには肌のバリア機能を高める効果もあるので、洗うだけで外部刺激から肌を守ってくれます。
- 低刺激処方だから敏感肌さんでも使える
- もこもこの濃密泡は肌を傷つけることなく毛穴の奥の汚れをしっかり落としてくれます。さらに香料・着色料、防腐剤や鉱物油など7種類の添加物を使わず仕上げることで低刺激の優しいソープを作り上げました。敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。
- 顔だけじゃなく全身に使える万能石鹸
- 洗顔石鹸ではありますが、「エトヴォス クリアソープバー」は全身に使うことができます。贅沢に配合した保湿成分で全身を洗えば、乾燥する冬の時期もしっとりな肌触りを保ち続けられます。乾燥による肌トラブルからも守ってくれますよ。
実際に使った方の口コミ
WEB限定でお得に試す方法
「エトヴォス クリアソープバー」は、公式サイトで購入することが出来ます。
通常価格は2,000円(税抜)80gです。
比較的手に取りやすいお値段ですが、この80gは約2~3ヶ月分に相当するので、1ヶ月に換算すると1,000円を切ります。
通常価格でも十分にお得ですが、
「でも効果がなかったら…」
と不安に思う方もいるかもしれませんね。
そんな方のために、モイスチャーラインのトライアルセットがあります。
トライアルセットはクリアソープバー10gのほかに、
- モイスチャライジングローション(化粧水)30ml
- モイスチャライジングセラム(美容液)10ml
- モイスチャライジングクリーム5g
がついている、2週間分のお試しセットになっています。
ライン使いで試すことができるので、前からエトヴォスが気になっていたという方も、この機会に始めることができそうですね。
【特徴別】おすすめ無添加石鹸
ここでは、おすすめの無添加石鹸について特徴別にご紹介していきます。
アレルギーテスト済みの無添加石鹸
ノブⅢ ウォッシングクリーム
低刺激・高保湿で肌のバリア機能をUPする洗顔料「ノブⅢ ウォッシングクリーム」
- 肌のバリア機能を強化してダメージから守る!
- 高い保湿成分である「スクワラン」「アミノ酸」「セラミド3」を配合。3つの成分がバランスよく肌の奥へと浸透することで、崩れたバリア機能を強化して、外部刺激・乾燥から肌を守ってくれます。
- 贅沢に配合した保湿成分が、うるうる肌へ導く!
- バリア機能を強化した肌の保水効果を高めるため「グリセリン」「ヒアルロン酸Na」「α-グルコシルグリセロール」と保湿・保水効果のある成分を配合。肌にハリを与え、もっちりとした肌を目指せます。
- きめ細やかな泡で、頑固な汚れにサヨナラできる!
- 保湿成分たっぷりの洗顔料は、きめ細やかな泡立ちが特徴。肌を潤しながらも毛穴の奥まで泡が届き、しっかりと汚れを落としてくれます。低刺激だから肌に負担をかけることもありません。
セラミド配合の無添加石鹸
[ヒフミド] ソープa (洗顔石けん)
天然型セラミドを配合しながらもコスパのいい無添加石鹸「ヒフミド ソープa」。
- 天然型セラミドが洗い上がりの無防備な肌を守る!
- 洗顔のあとはどこか潤いや油分まで洗い落とされてつっぱるイメージがありませんか。「ヒフミドソープa」は天然型セラミド1・2・3を配合することで潤いを保ったまま洗顔ができるようになりました。洗顔後もつっぱらずスベスベな肌の感触を楽しめます。
- 手におさまるサイズだから使いやすい!
- 以前の「ヒフミドソープ」よりもサイズを少し小さく改良。手のひらにおさまりやすくしたことで、手軽に扱うことができ泡立たせやすくなりました。さらにサイズとともに価格もお手頃にしたのでたっぷり贅沢にお使いいだけます。
- 100%植物性の石けん素地だから安心!
- 石鹸の素地はヤシ油にパーム油、パーム核油を原料とした100%植物性なので、敏感肌や肌トラブルにお困りな方でも安心してお使いいただけます。肌の保湿力をアップして乾燥や刺激から肌を守れますよ。
赤ちゃんも使える無添加石鹸
Dolci Bolle(ドルチボーレ)
頭から身体まで繊細な赤ちゃんにも安心して使えるベビーソープ「Dolci Bolle(ドルチボーレ)」。
- デリケートな赤ちゃんの肌に使う物だから無添加にこだわりました!
- 赤ちゃんの肌はとてもデリケート。なので肌の負担となる余計なものは一切使わないことに拘りました。香料・着色料はもちろん不使用。他にも鉱物油・パラベンなど全部で9つの無添加で仕上げ、肌に負担がかからず優しく洗い上げられます。
- 乾燥しやすい肌を保湿成分で守る!
- 赤ちゃんは意外にも乾燥しやすいです。なので肌にも存在する成分ヒアルロン酸やセラミドに似たコメヌカスフィンゴ糖脂質を配合。肌の奥からうるおいを閉じ込め、しっとりとした肌触りにしてくれます
- 頭から身体まで全身使えるのが嬉しい!
- 赤ちゃんは大人のようにボディに顔に頭にとソープの使い分けを大人しく待っていられません。そこでこの1本があればすべて洗っていただけます。目に入ってもしみにくい仕様&泡切れがいいので、サッとお湯で流せば簡単に洗い流せるのも嬉しいですね。
しっとりうるおう無添加石鹸
つつむ ジェントル ウォッシュ
過敏すぎる肌トラブルで固まった肌を柔らかくキレイにする無添加石鹸「つつむ ジェントル ウォッシュ」。
- 優しいヴェールが肌を包み外部刺激をシャットダウン!
- 自然から採れる鉱物「ベントナイト」を配合。肌に密着するとヴェールとなり、肌を外部刺激から守ってくれます。保湿効果も高める働きもあるので、使い続けることで肌トラブルの鎮静化が期待できます。
- セラミドナノスフィアがしっかりと保水&保湿!
- 肌トラブルや乾燥には肌をしっかりと保湿することが一番の解決方法。そこでセラミドナノスフィアを配合。角質層から保湿をし、肌本来の保水能力を高めてくれる効果があります。
- 毎日使うものだからお手頃価格で提供!
- 石鹸は毎日朝夜と使うものなので、高価だとなかなか手が出しにくいですよね。「ジェントルウォッシュ」の通常価格は1個2,000円内で、定期会員だとさらにお安く購入できます。約2~3ヶ月使えるのでコスパもよく毎日しっかりお使いいただけます。
無添加石鹸の正しい使い方
無添加石鹸は、手で取って泡立てるタイプや、固形のものなど様々なタイプがありますが、実際洗顔するときに正しい洗い方を意識して洗っていますか?
間違ったやり方で洗顔していた場合、せっかくの無添加で肌に優しい処方も台無しになってしまう恐れがあります。
そこで、どのように無添加の石鹸を使用すればいいのか、無添加石鹸の正しい使い方について解説していきます。
よく泡立てて、手で擦らない
無添加石鹸は、たいてい肌に優しい成分のみで出来ているため、洗い上がりがマイルドで「本当に落ちているのかな?」と思うこともあるかもしれません。
そんな時に、石鹸で直接肌をゴシゴシ擦ってしまう…というのは一番やってはいけないことです。
洗う時は泡立てネットなどを使い石鹸を良く泡立てて、手と肌のクッションの役割を果たしつつ泡を転がすように洗います。
摩擦を起こさないようにするのが大切です。
保湿ケアはしっかりと行う
無添加石鹸に限らず、石鹸で洗った後の肌は、非常に無防備で傷つきやすいため、保湿ケアは十分に行う必要があります。
特に敏感肌の方に関しては、バリア機能がもともと弱いので、少しのことでも刺激になる場合があります。
セラミドやヒアルロン酸など、肌の表面で皮脂膜の働きをしてくれるものを補うようにしましょう。
無添加石鹸を使用するときの注意点
無添加石鹸は、肌に優しく一見すると注意点などないように思いますが、無添加であっても、「石鹸を使う」という性質上、気を付けなければならないことがあります。
ここでは、そんな無添加石鹸を使用するときの注意点に関してまとめてみました。
無添加=誰にでも安心、ではない
無添加とは、旧表示成分を使用していないということだけが保証された状態です。
例えアルコールやパラベンが入っていても、無添加と記載することはできます。
つまり、無添加の基準は各メーカーの製品によってそれぞれ異なり、自分が望むような完璧安心なものというわけではないという点を知っておく必要があります。
誰にでも安心という製品を保証するものでもないので、石鹸に配合されている成分が自分が苦手なものでないかなどをきちんと確認することが必要ですね。
「弱アルカリ性」の石鹸は敏感肌の方は避ける
無添加石鹸を調べてみると、石鹸素地そのままの弱アルカリ性のものが肌に優しいという記載があります。
肌はもともと弱酸性です。
酸性に傾いているからこそ、ウィルスや細菌などの侵入を防ぐことができていますので、弱アルカリ性の石鹸で洗ってしまうと、肌は一時弱アルカリ性になって刺激を伴います。
しかし、肌には自然回復力が備わっており、徐々に弱酸性に戻る過程で肌のバリアが自然と高められるという作用があるのです。
このように、健康な肌では肌の自然回復が出来るので、弱アルカリ性の石鹸を使用するのもいいかもしれません。
ですが、敏感肌や乾燥肌といった無添加を使用する人には、かなり刺激を与えるだろうということが想像できますよね。
肌が過敏な状態だと自覚がある方は、悪化させないためにも弱アルカリ性の石鹸には注意した方がよさそうですね。
メイク残りに注意
無添加石鹸とされているものでは界面活性剤のようなものを使用していない反面、洗浄力が弱く、きちんとメイク汚れを落とせない場合があります。
きちんと落とすには、肌への負担がかかるクレンジング剤を使って落とさなくてはなりません。
クレンジングを使うのは厳しいけれど、メイクはしたいという方は、クレンジング不要で石鹸のみで落とすことができるミネラルファンデーションなどを使用するのがいいでしょう。
まとめ
無添加石鹸は、旧表示成分を使っていないことで肌には優しくても、酸化防止剤や合成界面化製剤などが入っている場合もあり、「すべての方に優しくできている石鹸」と言い切ることはできません。
個人によって肌のコンディションが異なるため、大切なのは「無添加」と書いてあるものをむやみやたらに購入することではなく、自分の肌の状態を把握し、影響があると考えられる成分を使用しないことです。
肌診断などをうけたり色々な石鹸を試しながら、自分に合う無添加石鹸を見つけられるといいですね。