8月24日にエターナルラビリンス(エタラビ)が9か月間に及ぶ新規勧誘業務の停止命令を受けて以降、エタラビは資金繰りの悪化が続いていましたが、ミュゼとスポンサー契約を行ったことでその状態の改善が見込めるようです。
- 株式会社グロワール・ブリエ東京とのスポンサー支援に関する基本合意書の締結に関するお知らせ
- エタラビに対するスポンサー支援の実施について|ミュゼプラチナム
- [PDF]スポンサー支援に関する基本合意書の締結について
今回発表された資料によりますと下記が合意内容になっています。
- エタラビが不健全と指摘された内容の改善指導を行う
- エタラビのスタッフは全てミュゼのスタッフとして再雇用
- ミュゼで契約した場合にエタラビの店舗でも施術が出来るようにする
ミュゼの倒産危機を回避した実績から、エタラビは大丈夫?
現在ミュゼの親会社は株式会社RVHという会社で、経営不振による倒産騒動が騒がれていた2015年にミュゼを丸ごと買い取ることで倒産を回避したという実績があります。
今回のエタラビとのスポンサー契約はミュゼが脱毛サロン店舗数を増やす事業拡大を念頭に置いた動きとみられますので、エタラビが展開していた店舗が全て無くなるということはなさそうです。
スタッフの教育もミュゼのマニュアルが使われるため、クオリティも保障されます。
業務停止の原因となったエタラビの経営体制も、ミュゼの経営体制へ統合されることで健全な体制となるでしょう。
ただし、ミュゼの時とは違い、エタラビは既に大きく報道されてしまったので『ブランド』を守ることにどれだけ価値があるのか?という点では疑問があります。
そのため、エタラビ自体をミュゼに吸収してしまうか、新しいブランドを立ち上げるかなどで、「エタラビ」そのものは消滅してしまうかもしれません。
以下2017年4月追記
その後、3月24日にミュゼがエタラビの事業内容を全て引き継ぐことが決定され、事業実体が無くなったエタラビは破産申請を行い受理されました。
結局消滅の方を選んだようですね。
これによりエタラビに通っていた方については、“全額返金”は非常に難しい形になってしまったようですね……。
なお、この倒産によりミュゼがエタラビ会員向けに救済措置を発表しています。
こちらの発表によれば、既に契約した全料金を支払い済みでまだ施術回数が残っている方は、ミュゼの新しい脱毛サロン『コロリー』で正規料金の35%を支払う事で残りの回数分施術してもらえるそうです。
また、クレジットカードで料金を支払い、まだ支払い途中の方は残りの料金も支払い続けることで、追加料金無しでミュゼの新しい脱毛サロンで施術が受けられるそうですよ!
これ以上の個別対応も含めた詳しいことは、こちらの破産によって開設された専用サイトからの問い合わせを行ってくださいね。