毛周期とは?脱毛が完了するまでの期間に関わる要素

脱毛が完了するまで、平均して2年かかるほどと言われています。

表面に生えている毛は「成長期」と呼ばれる段階のもので、これはムダ毛全体の30%あるかどうか、という量しかありません。

残りの70%の毛は、既に何もしなくても勝手に抜けていく状態にある「退行期」であったり、そもそも皮膚の下に眠っているので生えていない「休止期」と呼ばれる段階の毛になります。

脱毛サロンで使われる光脱毛器は成長期の毛にしか作用しないため、すべての毛を100%脱毛するには、毛が生え変わるサイクル、いわゆる「毛周期」に合わせて定期的に照射していく必要があります。

毛周期に合わせた照射が重要

脱毛サロンは2~3カ月に1回通うサイクルが一般的です。部位やその人の体質にもよりますが、この期間が一般的な毛周期に合致するからです。

1度の照射から2~3週間たつと、生えていた毛が抜けていきます。この時生えてきた毛を指で引っ張ると、抵抗なくスルッと抜け落ちることでしょう。これで1回目に照射した成長期の毛は抜け落ちました。

しかし、1カ月を過ぎた頃から、「休止期」に入っていた次のサイクルの毛が生えきます。この段階ではまだ毛が生えそろっていないために、光脱毛を行っても効果は非常に限定的なものとなってしまいます。そのため、ある程度ムダ毛を成長させる必要があるのです。

次に照射するのは成長期の毛が生えそろう2~3ヵ月後に再び次の照射する、という流れになります。これを繰り返すことで、毛がきれいになくなっていきます。

ムダ毛がキレイになくなる効果が出始めるのはいつごろ?

ムダ毛がきれいになくなる効果が出てくるのはいつ頃なのかというと、初めての照射から一年後頃がひとつの目安と言われています。

明らかに減ってきた、と実感できるのは3~4回目の施術が終わった後なので、これが脱毛開始から一年後になります。

1年ほどたつと、充分に量が減り、シェーバーで剃ったときのチクチク感はほぼなくなります。

ですが、完全に毛が無くなったわけではありません。もちろん、これで気にならなくなったということで脱毛を終了する方も大勢いらっしゃいます。

また、ツルツルにしたいのか?自己処理の回数を減らすことができればOKなのか?といった仕上がりに対する意識の差でも変わってきますので、やはり個人差があると言えるでしょう。

  • 1年たつと充分に毛が減る(3~4回目終了)
  • 2~3年たつと、ほぼ自己処理がいらなくなるほどツルツルで、きれいになる(8~10回目終了)
  • その人の毛の質や量、生えている箇所によって前後する

家庭用脱毛器の場合は毛周期は気にせず一定期間ごとに脱毛した方が良い

なお、脱毛サロンではなく、家庭用脱毛器を使って自分で脱毛を行う場合は、毛周期は気にせず1~2週間に一度のペースで脱毛を行うことをオススメします。

何故なら、脱毛サロンの場合は料金の問題で一度の施術で最大の効率を求めるため、成長期の毛をたくさん用意する必要がありますが、家庭用脱毛器はその必要がないからです。

また、全て自分で行わなければならないため、どうしても見えない範囲は打ち漏らしが多く、その失敗を回数でカバーする必要があるからです。

各部位の毛周期一覧表

下記は一般的なムダ毛が生えている部位の一般的な毛周期一覧表となります。個人によって多少のズレはありますため、参考程度にご覧ください。

部位 毛周期
1年~2年半年
Vライン 1年~2年
I・Oライン 1年~3年
半年~1年半
顔全体 半年~1年半
うなじ・襟足 10ヶ月~1年半
乳輪周り 1年~2年
半年~1年半
お腹 8ヶ月~1年半
背中 8ヶ月~1年2ヶ月