ロスミンローヤルは肝斑に効果なし?

サプリメントとは違ってシミや小じわへの効果が認められている第3類医薬品である「ロスミンローヤル」ですが、実は肝斑(かんぱん)には効果がないという声もあるようです。では、「ロスミンローヤルは本当に甲板に効果がないのか」について真偽のほどを確かめていきましょう。

ロスミンローヤルは肝斑の改善・予防に効果があるのか?

ロスミンローヤルは肝斑の改善・予防に効果があるのか?

そもそもなぜロスミンローヤルは肝斑に効果がないと言われているのでしょう。

それは、一般的に肝斑には「トラネキサム酸」の服用が効果的と言われますが、ロスミンローヤルにはトラネキサム酸は含まれていないからです。

「肝斑にはトラネキサム酸」という固定観念がある人には「トラネキサム酸が入っていないならロスミンローヤルは効果がないのでは」と思ってしまっても仕方ないでしょう。

しかし、肝斑に対して効果的な成分はトラネキサム酸しかないというわけではありません。

ドラッグストアなどで市販されている肝斑治療のための医薬品にトラネキサム酸が含まれているため「肝斑はトラネキサム酸が効く」というイメージがついている人が多いですが、他の有効成分が含まれていればロスミンローヤルでも十分効果は期待できるのです。

では、トラネキサム酸以外の有効成分にはどんなものがあるのか、そしてロスミンローヤルにも含まれているのかを見ていく前に、まずは肝斑ができる原因について簡単に説明しておきましょう。

肝斑の原因

30~40代に現れる両頬にもやっとできる肝斑はシミの中でも特に治りにくいと言われますが、その理由は肝斑ができる原因にあります。

一般的なシミの主な原因は「紫外線」と言われますが、肝斑は「ホルモンバランスの乱れ」も大きく関係すると言われています。

それは、妊娠や経口避妊薬が発症を促したり、悪化させたりすることがあるからです。

他にも、ストレスによってホルモンバランスが乱れたり、「シミができた」というストレスによって悪循環に陥ることもあります。また、過度なマッサージなどの外部刺激によっても悪化することもあるようです。

紫外線だけでなく、ストレスや外部刺激が複雑に絡み合って生まれるということが「肝斑は簡単には治らない」と言われる原因なのです。

ロスミンローヤルが肝斑を改善・予防できる理由

シミや小じわに効くということから美容成分が豊富に含まれているイメージがあるロスミンローヤル。

確かに、シミ消しに効果のあるLシステインやビタミンCがたっぷり配合されていることは間違いありません。

しかし、ロスミンローヤルが肝斑に効果があると言われる理由は美容成分ではなく、生薬による力が大きいのです。

「生薬→血行促進→肝斑に効果的」というイメージがわかないという人もいるかもしれませんが、ホルモンバランスの乱れが原因で引き起こされる肝斑を治すには、トラネキサム酸などの外側からのアプローチももちろん重要なのです。

しかし根本的な解決のためにはホルモンバランスを整えることや新陳代謝を高めることなど、内側からのアプローチも重視しなければなりません。

そのために生薬成分が活躍するのです。

漢方由来の生薬成分は、血行を促進して新陳代謝を高めて老廃物を溜めない体づくりをします。

また、シミシワだけでなく冷え性など冷えからくる体の不調全般に効果があります。

これらの効果でホルモンバランスの乱れが徐々に整い、肝斑を元から改善していくのです。

肝斑に効果がある成分は?

ロスミンローヤルには9種類の生薬成分が含まれていますが、特に血行促進効果のある3つの成分について解説していきましょう。

シャクヤク

血管の働きを正常化する働きを持つシャクヤクは、胃腸炎、生理不順、冷え性、貧血、更年期障害、神経痛などに効果的。ホルモンバランスを整える作用があるので更年期障害のイライラにも効果があると言われます。

トウキ

冷えからくる様々な症状に効果的なトウキは、冷え性、肩こり、腰痛、月経痛、更年期障害、貧血などに効果的です。血行促進を促して老廃物を溜めない体を作ります。

ソウジュツ

体を温めて水分代謝を促進する効果のあるソウジュツは発汗を促し、胃腸炎などにも効果を発揮します。トウキと同じく基本的に体を温め血行促進を促します。



漢方が体に良いことは知っていてもなかなか自分で自分に合ったものを選ぶのは難しく、病院での処方なしにそれぞれを個人で購入するとなるとそれなりにコストもかかります。

ロスミンローヤルであれば血行促進、ホルモンバランスの乱れに効果的な生薬成分がバランスよく配合されているので難しいことを考える必要はありません。

まとめ

まとめ

代表的なこれらの成分だけでなく、全9種類の生薬成分がバランスよく配合されており、体の中で血行促進、ホルモンバランスの正常化に効果を発揮します。

これらの内側から効く成分とLシステインなどの外側から効く成分の相乗効果で肝斑にアプローチしていくのです。

肝斑に対して外側からのケアだけでは不安があるという人は試してみる価値があるのではないでしょうか。