脇の医療(クリニック)脱毛と注意点

「ワキガに効く!?」「短期間で永久脱毛できる?!」など、クリニックでの施術には、思いがけないメリットがあります。その一方で、光のパワーが強いために肌へのリスクが大きいことも事実です。自分の肌や毛質を見極めて、それに合ったレーザー機器を使用しているクリニックを探してみるといいでしょう。

肌と毛質に合ったレーザーを使うことが大切

クリニックで採用されているレーザー脱毛には主に4つの種類があります。

アレキサンドラレーザー

「アレキサンドライト」という宝石を用いたもの。メラニン色素だけに反応する波長が特徴です。シミやニキビの治療にも使用され、肌の引き締め効果も期待できます。

ヤグレーザー

他の機器に比べると皮膚の深い部分にまで熱が届くために、太い、濃いわき毛に適しています。メラニン色素への吸収率が低いため、色素沈着や日焼けをしている肌にとっては安全性が高いといえます。

ダイオードレーザー

細い脇毛への脱毛効果が高く、皮膚へのダメージを和らげる「集中冷却システム」を備えているのが特徴。日焼けや色素沈着した肌にも適応しています。

ライトシェア・デュエット

ダイオードレーザーの最上位機器。日本人の肌質や毛質にもっとも適した機種です。皮膚を吸引しながら照射するので、ターゲットとするワキ毛を効率的に脱毛できます。また、吸引により痛みも緩和されるため、冷却やジェルなしで施術できてしまいます。

このように、それぞれに特長があり、医療機関によっては複数を使い分けているところもあります。肌質や毛質によって「どの機種がいいか」が変わってきます。自分に合ったマシンがあるクリニックを選ぶといいでしょう。

ワキガが治る!?クリニックでの脇脱毛のメリットは?

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医療機関で施術を行うのはサロンより敷居が高いイメージがありますが、クリニックならではのメリットも色々あります。

短期間で永久脱毛に近い効果が

完全に自己処理から解放され、ツルツルお肌の人生を送りたい方には、医療脱毛クリニックをおススメします。サロンでの光脱毛は、残念ながら「永久」ではなく「不再生脱毛」と呼ばれるものです。もっとも効果が高く、永久脱毛に近い形といわれているのがレーザーです。

レーザーは出力と呼ばれる光の威力が高いため、5~6回という短い施術回数で脱毛が完了します。毛周期に合わせて2ヶ月に1度ほどのペースで通っても、およそ1年で終了する計算です。

1度の施術にかかる時間は30分程度。これを1年間ですので、美容院へ通うほどの手間暇にもなりません。毛の質や量によっては1年間かからずに終了してしまうケースもあるようです。早く効率的に脱毛を済ませてしまいたい方にはぴったりですね。

何かあったときに安心

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クリニック脱毛は、皮膚科に属する医療機関ですので、国家資格をもったスタッフが揃っています。ですので、万が一何かあったときにも、すぐに対応してもらえる安心感があります。皮膚の状態、体調などのコンディションもしっかりと把握して施術してくれます。

アトピーや敏感肌の方は、サロンでは断られる場合もあるようですが、クリニックなら状況を把握しながら施術を行ってもらえます。

ワキガの改善に有効!?

ワキ毛をニードル脱毛すると、アポクリン汗腺の一部もいっしょに破壊することができるといわれています。そのために、「わき毛の施術を受けたらワキガが改善された」ということが起きてきます。

あくまでも脇毛脱毛ですので、ワキガ治療になるというわけではありませんが、「脇の臭いが軽減される」という、嬉しいおまけがついてくることがあるようですよ!

クリニックでの脇脱毛のデメリットは?

効果が大きいということは、それだけ威力が強い、ということ。それによってどんなデメリットがでてくるのでしょう?

肌への負担が大きい

レーザーは出力パワーが強力な分、サロンの光脱毛より肌への負荷が大きくなります。また痛みが強いため、病院によっては麻酔を使用しています。

特にニードル法は、毛穴のひとつひとつに針を刺して電流を流すため、大変な時間と痛みを伴います。また、施術者の技量に大きく左右されてしまうところも難点です。

日焼けや黒ずみは火傷の可能性も

照射光が高温なため、黒い肌に強く反応してしまいます。当てる光が強いだけに、炎症や火傷などの肌トラブルのリスクも高くなります。

クリニックでの施術には、メリットもたくさんありますが、パワーが強力な分、しっかりと危険性も把握しておきたいところですね。