クレンジングオイルは本当に肌に悪い?

クレンジングオイル=肌に悪いというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?

なぜ肌に悪いのか、それはクレンジング力の強さにあると考えられます。

しかし、これだけたくさんのクレンジングオイルが販売されているなかで、本当にクレンジングオイルが肌に悪いと言えるのでしょうか…?

まずはクレンジングオイルを使うことで考えられる肌へのダメージを、そして本当にクレンジングオイルが肌に悪いのかどうかを一つずつ検証していきたいと思います。

クレンジングオイルで肌がダメージを受ける原因とは

クレンジングオイルは、主成分の油分に界面活性剤を溶解して作られています。

しかし、この界面活性剤は種類によってとても強い洗浄力を持っており、肌に必要な皮脂までも奪ってしまうため、角層の水分が揮発しやすくなり、肌が乾燥してしまう場合があります。

また、角層の水分が揮発してしまうと肌のバリア機能が低下してしまうため、物理的刺激や紫外線、空気の乾燥などによる外的要因で肌にダメージを与える可能性があります。

界面活性剤は、洗顔料や他のクレンジングにも当たり前のように配合されているものですが、安価で大量に生産しているクレンジングオイルには、コストが低く洗浄力が強い合成界面活性剤が使われている場合がほとんどです。

誤った使い方で肌がどんどん乾燥してしまう!

また、クレンジングオイルで肌が乾燥してしまう原因は界面活性剤だけではありません。

実は、使い方を誤ることで肌が乾燥してしまう場合もあるのです。

クレンジングオイルは肌に対して滑らかに伸びる反面、つい手や指に力が入りやすくなります。

手や指で肌を強くこすってしまうことで摩擦が生じ、肌表面が傷つくことによって角層の水分が失われる場合があります。

また、強力なクレンジング力を持っているにもかかわらず、クレンジングオイルを長時間使用することによって肌の皮脂がどんどん奪われ、結果的に乾燥してしまうこともあるのです。

クレンジングオイルを使用して肌が乾燥してしまう人は、買い換える前に一度ご自身の使い方を見直すことをおすすめします。

クレンジング力が弱ければいいわけではない!

ではクレンジング力が弱い方が肌に優しいのか、と言われれば、一概にそうとは言い切れません。

日焼け止めやライトなメイクであればクレンジングミルクやクレンジングクリームでも落とすことができるでしょうが、メイクがなかなか落とせず、力を込めて肌に馴染ませようとすると摩擦で肌が傷つき、角層の水分が揮発してしまいます。

また、メイクがしっかり落としきれていないと、色素が沈着しシミやくすみの原因になってしまいます。

クレンジングオイルに限らず、どのクレンジングにもメリット、デメリットはあります。

大切なのは、クレンジング剤の特性を知り、正しい使用方法や選び方を知っておくことです。

クレンジングオイルを正しく使用すれば、肌荒れどころか美肌を目指すことだってできるのですよ。