TAG ステアリン酸ポリグリセリル-10
ステアリン酸ポリグリセリル-10は合成界面活性剤や乳化剤として使用される事が多い成分です。
ステアリン酸は多くの動物性脂肪の中に含まれている脂肪酸の1つで、高級な脂肪酸です。
天然の油脂とロウで構成されている成分でもあります。
化粧品の成分を見ていると必ずと言っていいほど出てくる成分で、早い話が飽和脂肪酸、つまりは脂と言う事になります。
化粧品の成分だけを見ている限りではほとんどの場合植物性なのか動物性なのかまでは記載がないのですが、ほぼ動物性の脂だと思っていても良いでしょう。
成分の分析
白色の粉末状か個体のオイルで、メインの成分が脂なので、溶剤などにも溶けやすい性質を持っています。
酸の部分が水に馴染むので、化粧品には多く利用されると言われています。
特徴と肌への働き
成分から化粧品の伸びを良くしたり、硬さを調整する働きがあるので、クリームなどには良く使用されます。
テクスチャーを左右する効果や効能があるので、比較的重要なポジションにあると言っても良いでしょう。
良く使用される製品には、乳液やクリーム、美白クリーム、洗顔料、クレンジング、石鹸、ファンデーション、デオドランドスプレー、アフタシェービングローションなどがあります。
成分効果
・洗浄剤/乳化剤/油剤/バニシングクリーム