TAG コハク酸ジエトキシエチル
①成分説明
コハク酸ジエトキシエチルは、その名前の通り、コハク酸とエトキシエタノールから抽出される成分で、水に溶かしても油に溶かしても溶解することができますので、溶剤として利用されています。
大きな特徴としては、エモリモント効果と呼ばれる保湿成分がありますので、うるおいアップにも効果が期待できます。また、成分を分析しても安全性が高いことが分かり、比較的気軽に利用することができます。
ほかの効能とはしては、油性の成分であることから皮膚に膜を張って保湿した水分をしっかりと保ってくれる効果もあります。身近なもので例えるならワセリンなどがこれに当たります。
そのほかにも、角質などを柔軟化する効果がありますので、化粧品に配合されると、肌を柔らかくして弾力やハリのある肌にする効果が期待できます。薬品としての使い勝手もよいので、幅広い分野で利用されている成分だといえます。人工的に作ることも可能ですので、安価な成分ですが、しっかりと効果を発揮してくれるうれしい成分です。
無添加化粧品などにも利用されることが多くなっています。
②成分分析・この成分の一般的な用途
溶剤、エモリエント剤
③特長・お肌への働き
油性であるため、肌に膜を張って保湿や蒸発防止に努めますので、健やかな肌を保つことをサポート。
化粧水としても、美容液としても効能が高く、多くの化粧品に利用されています。保持させた水分を無駄にさせないといううれしい効果も期待できます。
油性分が肌に作用し、肌自体を柔らかくハリのあるものにさせる効果も期待できます。
製造コストが安くなっているので、コハク酸ジエトキシエチルを利用した化粧品は安価になることが多いようです。
④成分効果
保湿/肌の保護/皮膚の柔軟化