TAG ジステアルジモニウムヘクトライト

ジステアルジモニウムヘクトライトは油性成分の粘度調整(乳化調整作用)や無機顔料(合成色素)の分散および安定化と使用感の向上などの効能があるので、メイクアップ用の化粧品をメインとして配合されている成分です。

ジステアリルジモニウムクロリドにヘクトラクト(粘土鉱物)を反応させて得られる化合物と分析され、鉱物由来の成分として指定表示成分に指定されています。

ジステアリルジモニウムクロリドは界面活性剤成分のひとつで、柔軟効果と帯電効果(静電気防止)に高い効果が認められ、これも指定表示成分です。
いずれも指定表示成分ですが、毒性や皮膚への刺激が少ないことがわかっているので安全性は高いようです。

そのため、肌ストレスが強いとされるメイクアップ用の化粧品や毛髪用のコスメなどに低刺激化を目的に配合されています。
また、帯電効果に優れている点が油分成分の粘度調整と無機顔料の配合調整の際に好都合とされることから広く配合に使用されています。

ただ、近年の基礎化粧品は「無添加」や「オーガニック」が主流となっているので、鉱物由来成分のジステアルジモニウムヘクトライトが配合されているのは好まれない傾向にあるようです。

使用感、安定性の向上

成分上、これらの点に優れています。

柔軟効果と帯電効果

界面活性剤としてこれらに効果が高いとされています。

皮膚への低刺激/安全性

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