セラミドの種類と役割とは?

そもそも、セラミドとはどのようなものでしょうか?

「セラミド」は肌の角質層の角質細胞に存在する水分を保持する効果が高い物質で、もともと肌にある成分です。

角質層の間にあるセラミドが水分を閉じ込めて蒸発しにくくするので、セラミドの量が多いほど、肌の水分量が保たれるのです。

セラミドの種類

セラミドは、まず「天然セラミド」と「合成セラミド」に大きく分けられます。

さらにそれぞれが2種類に分けられて、原料によって合計4種類に分かれます。

それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

天然セラミド

動物セラミド(主に馬の脊髄)

メリット:肌になじみやすい

デメリット:高価

植物性セラミド(米、こんにゃく、小麦胚芽油から)

メリット:安価、穏やかに作用

デメリット:保湿力がそれほど高くない、原料がアレルギーの原因になることも。

合成セラミド

ヒト型セラミド(酵母)

メリット:浸透力、保湿力が高く、低刺激

デメリット:特になし

擬似セラミド(石油)セラミドにかなり近い別の物質

メリット:安価、高濃度配合が可能

デメリット:効果が低い、セラミドとは表記できないので、化学物質名を表記

現在、セラミド化粧品にいちばん使われているのが「ヒト型セラミド」です。

1~11まで、11種類のセラミドがあるとされています。

水分保持が得意なのは、セラミド1、2、3、6で、人体に1番多く含まれるのは、セラミド2です。

セラミドの役割

セラミドには主に4つの役割があり、それぞれの役割を担うセラミドの種類があります。ひとことで言えば、肌のハリ・ツヤをキープするために大切な成分です。

  • 保水力アップ
    • 水分を抱える性質で、体内の水分が失われすぎないように働いています。(セラミド2、3)
  • バリア機能を高める
    • 紫外線、病原菌などから体を守っています。(セラミド1)
  • 抗酸化作用
    • アンチエイジングに有効な抗酸化作用があります。(セラミド6)
  • 肌のターンオーバーを促進
    • 肌が生まれ変わる新陳代謝を促進、くすみのない肌にします。(セラミド6)

生活習慣にも気を付ける!

化粧品以外からも、セラミドを補う方法はあります。

日常生活では、毎日の食事からとることができます。

摂取した栄養が直接肌に届くわけではないので、セラミド化粧品のような即効性はありませんが、肌のために良い食品を知識として知っておいて、意識してとるように習慣づけるといいですね。

セラミドがとれる食品は?

セラミド含有量が高い食品としてよく知られているのが、ダイエット食品としても知られている「こんにゃく」です。

こんにゃくセラミドを使用した化粧品もあります。

特に生イモを使った「生イモこんにゃく」がセラミド含有量が多く、おすすめです。

吸収がよくなるように、よく噛んで食べましょう。

セラミドを増やせる食品としては、大豆製品、乳製品、小麦などもあります。

セラミド化粧品で肌の状態をキープしながら、食生活も改善していけるといいですね。

セラミド配合のサプリメントやドリンクで手軽に補う方法もありますが、過剰摂取にならないように注意が必要です。

セラミドを減らす食品も!

せっかく化粧品で補ったセラミドを減少させる食品も、存在します。

多くの植物油に含まれる「リノール酸」は、セラミドの生産に役立つものですが、過剰摂取するとアラキドン酸という物質になり、セラミドを減らす原因になってしまいます。

リノール酸を多く含む食品には揚げ物、菓子パン、スナック菓子、マーガリン、インスタント食品などがあります。

アトピー性皮膚炎の原因にもなるので、敏感肌の人は特に注意したいですね。

過剰摂取は避けるようにして、和食を積極的に取り入れた、バランスの良い食事をしましょう。

質のいい睡眠を

よく眠った翌朝は、肌の調子も良くなっていますね!

質のいい、十分な睡眠をとることは、肌にとっても大切なことです。

睡眠中にセラミドの生産・修復がおこなわれ、熟睡することで成長ホルモンを多く分泌するので、寝る直前の食事、入浴を避けて、血糖値・体温が下がる頃に入眠できる生活サイクルを整えましょう。